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創造都市ネットワーク会議

去る2月4日(土)、「創造都市ネットワーク会議」が文部科学省講堂で開催されました。

金沢大学在籍時代の恩師、佐々木雅幸先生がこの会議の座長を勤めるとあって、門外漢ながら参加させていただきました。

「創造都市(Creative City)」とは、英国の都市計画家チャールズ・ランドリー(Charles Landry)氏が提唱した都市再生に関する新しい概念で、佐々木先生の著書 『創造都市への挑戦』によると、

“市民の創造活動の自由な発揮に基づいて、文化と産業における創造性に富み、同時に、脱大量生産の革新的で柔軟な都市経済システムを備え、グローバルな環境問題や、あるいはローカルな地域社会の課題に対して、創造的問題解決を行えるような『創造の場』に富んだ都市である。”

この「創造都市」という概念は、国際機関においても採用され、国連教育科学文化機関(ユネスコ=United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)も,文化の多様性を保持するとともに,世界各地の文化産業が潜在的に有している可能性を都市間の戦略的連携により最大限に発揮させるためのプロジェクトとして,2004年に「創造都市ネットワーク(Creative Cities Network)」を創設。映画、デザイン、文化、工芸など7つの分野から、世界でも特色ある都市を認定しています。日本でも、神戸、名古屋(デザイン)、金沢(クラフト&フォークアート)の三都市が登録されています(2011年8月現在)。

http://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/14113/1/H23.8.Creative-Cities-Network.Jpn.pdf

今回の会議には、創造都市の提唱者であるランドリー氏を迎え、ユニークで洒脱なスライドを見せながらの基調講演がありました。

中でも印象的だったのは、「創造都市には創造的な消費者がいる」という言葉で、確かに、文化芸術を育むには、それを見る目が肥えていることが必須条件ですね。

歴史を振り返れば、江戸時代の江戸の町は世界屈指の創造都市でしたが、元禄時代に町人の経済力が高まり、裾野の広い文化の担い手がいたことが、質の高い文化と支えていたのだと思います。

創造都市に登録されている金沢も、小さい頃から琴や三味線等の習い事をして文化的素養の高い子供が結構いたのを思い出します。言葉は悪いですが、日本の「オタク文化」が世界的に評価が高いのも、それを支える圧倒的な消費者の存在が欠かせません。

創造都市を目指す各地域から、自治体の首長や担当者が多く集まり大盛況でした。最後に「創造都市ネットワーク日本」の創設を決議して閉会となりましたが、震災や不況で元気のない日本を立て直す起爆剤として、持続的な活動が望まれるところです。

Akatsukilogo   

不動産鑑定士 四方田 修

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