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コンビニ戦国絵巻

近所のコンビエンスストアの看板が続けざまに掛け替えられています。
昨年、サンクスの入っている建物がマンションへの建替えにより休業期間に入ったのがことの発端でした。
次にam/pmが閉店。看板が下げられたと同時に、ファミリーマートが開店するとの貼り紙。
そして、今年に入って、今度は少し離れた永代通り沿いのサンクスが知らない間に閉店しており、近々、ローソンが開店するとのことでした。

マンション建替えの話は別として、あとのふたつは、コンビニエンスストア業界の再編に大きく関わっています。

まずは、am/pm。2010年にファミリーマートがam/pmを吸収合併し、短期間のうちにファミリーマートへの転換を進めました。
am/pmといえば、2009年にローソンが買収について基本合意したものの、米エーエム・ピーエム・インターナショナルとの間で商標権をめぐって意見が合わず、白紙に戻った経緯があります。この時の成行き如何ではローソンになるはずでした。しかし、am/pm閉店からファミリーマート開店まであっという間で、コンビニチェーンのマネジメント能力の高さを思い知らされました。

一方のサンクス。こちらはもう少しローカルな話で、千葉県を中心にコンビニエンスストア「サンクス」約120店を運営するCVSベイエリアが、サークルKの収益力に不安がある等として脱退を求め、サークルKサンクス側は「中途解約権はない」と東京地裁に提訴。結果、CVSベイエリアが15億円を支払う代わりに、他チェーンへの転換を認める内容で和解に至り、2月末の契約満了とともに脱退。新たに業界2位のローソンと契約することになりました。

コンビニ経営は、POSシステムによる効率的な在庫仕入管理やドミナント戦略と呼ばれる物流に適した出店戦略等、徹底した経営の効率化が特徴です。その意味では、特定地域において同じブランドに集約していくことは当然の成り行きで、今後も、より収益力のあるフランチャイズチェーンに集約されていくことが予想されます。

am/pm合併に伴い、ファミリーマートの約30%の株式を保有する伊藤忠商事は、サークルKサンクス株を約47%保有しているユニーと資本提携(約3%の株式を取得)しており、今後、ファミリーマートとサークルKサンクスの協力関係を進める方針を示しています。一部では、将来的にセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの三社に集約されていくとの予測も出されています。

近所のマンションが竣工する頃、果たしてどのようになっているのか、注目したいと思います。

Akatsukilogo   

不動産鑑定士 四方田 修

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