« 垂直の庭園都市 | トップページ | 一時金の運用利回り »

社会の変化に対応したよりよい鑑定評価に向けて

4月に入って、不動産鑑定業界も新しい年度を迎えました。

大きな変化としては、4月1日から、社団法人不動産鑑定協会が、公益社団法人 不動産鑑定士協会連合会へと改組されました。この他、各県の不動産鑑定士協会の中にも、新法人への移行の動きが見られました。

https://www.fudousan-kanteishi.or.jp/japanese/info_j/2012/20120402_kouekininka.pdf

今後は、より公益性に重点を置いた活動を行っていくことになります。

また、同協会連合会が作成する、「不動産鑑定業者の業務実施体制に関する業務指針」及び「不動産鑑定士の役割分担及び不動産鑑定業者の業務提携に関する業務指針」が改正され、鑑定業者の内部管理体制の強化が図られます。私達不動産鑑定士・不動産鑑定業者が従うべき以下の指針の改正も行われました。

また、以前このBLOGでもご紹介しました「依頼者プレッシャー通報制度」が始まります。http://akatsuki-rea.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-2033.html

これらの改正指針は、今月以降、適切な周知期間を経て施工される予定です。(7月1日施行)

こうした施策は、国土審議会土地政策分科会不動産鑑定評価部会において繰り返し検討され、平成22年3月には、報告書「社会の変化に対応したよりより鑑定評価に向けて」という形で発表され、今回の改正に至っています。

同部会は3月にも開催され、不動産鑑定評価基準の改正を視野に、制度の在り方を検討しました。

検討会ではまず、鑑定評価をめぐる現状を整理。グローバル化への対応のほか、今後業務の拡大が期待できる分野への注力が施策として示されています。

特に、後者については、中古住宅流通促進政策を受け、中古住宅の評価需要が高まる可能性を指摘しており、宅建業者等の他業種との連携や、鑑定士活用の有用性を一般に周知する重要性が示されました。

委員の間では、鑑定士の建物評価能力の向上が必要であるという見解で概ね一致。中古住宅の評価については、「精緻化を目指すよりむしろ、簡易な評価手法が消費者需要に即しているのではないか」といった意見が出されました。

確かに建物の評価については、私ももう少し精緻にやって行く必要性を感じています。

4月以降、鑑定士である委員を中心に検討グループを構成し、現行の不動産鑑定評価基準に関する課題を抽出。6月をメドに同基準見直しの方向性を取りまとめ、2012年中に報告書をまとめる方針だそうです。

業界内では、作業負担が重くなるなどの不満の声も聞かれますが、かんぽの宿問題等で、失いつつある信頼を取り戻すためにも、遵守していく必要があるでしょう。しっかりとキャッチアップしていかなくてはいけませんね。

Pic_d013

Akatsukilogo   

不動産鑑定士 四方田 修

http://akatsuki-rea.o.oo7.jp/

あかつき鑑定BLOGは、にほんブログ村「士業ブログ」に参加しています。

ランキングにご協力下さい。
クリック
↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 士業ブログへ
にほんブログ村

|

« 垂直の庭園都市 | トップページ | 一時金の運用利回り »

不動産鑑定」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564607/54493577

この記事へのトラックバック一覧です: 社会の変化に対応したよりよい鑑定評価に向けて:

« 垂直の庭園都市 | トップページ | 一時金の運用利回り »