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リニア中央新幹線の駅の位置と環境影響評価準備書

東海旅客鉄道(JR東海)は18日、2027年に品川―名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線の詳細なルートや駅の位置を発表しました。

・・・とニュース等では一言で報道されていますが、今回発表になったのは、「環境影響評価準備書」というもので、そこに駅の位置やルートなどが記載されているので、「詳細なルートや駅の位置を発表」となるわけです。

環境影響準備書(JR東海のHP)
不動産鑑定士たるもの何事も現物を当たるのが重要・・・ということで、早速ダウンロードして拝見と思いましたが、すごい分量です。とりあえず県毎の要約書で、駅の位置をチェックしてみました。


中間駅は、相模原市緑区のJR橋本駅近くの地下、山梨県甲府市大津町の地上、長野県飯田市上郷飯沼の地上、岐阜県中津川市千旦林近く(恵那と中津川の中間)の地上に設置するとしています。その中から山梨県駅、長野県駅、岐阜県駅の場所を見てみます。


Photo_3
山梨県駅
笛吹川に水田地帯で、「信玄水」と呼ばれる豊富な地下水を使う工場群が周囲に見られる地域です。工場誘致が進みそうですね。市内各地への交通機関の整備も必要となりそうです。


Photo
長野県駅
飯田市の郊外で、水田・山林に農家住宅等がみられる地域。飯田線の元善光寺と伊那上郷の間に新駅を作って接続することになりそうです。リニアの開通で、交通利便性が飛躍的に良くなりそうです。


Photo_2
岐阜県駅
JR中央線の美乃坂本駅の北側。ちょうど中津川と恵那の間で、両者痛み分けという感じですね。名古屋から中津川まで在来線の特急で50分の距離ですので、山梨県駅、長野県駅に比べるとありがたみも小さい印象です。周辺には観光資源が多いので、東京方面からの観光客の誘致が出来るかどうかがカギになりそうです。


ルートは南アルプスを東西に貫き、品川−名古屋間の約286kmを結び、騒音などを考慮して、ルートの8割超が山岳や地下トンネルを走行します。

東京都や愛知県の都市部では、大半が地下40メートルより深いトンネルを通る。鉄道としては初めて「大深度地下利用法」が適用され、地上の用地買収や地権者への補償をする必要がないので、スムーズに着工できると予想されています。
なら、2020年の東京オリンピックに間に合わせれば・・・という声も出ているようですが、南アルプス直下の山岳地帯には、地下水脈が多そうで、工事は難しいものになりそうです。吉村昭著の「闇を裂く道」で、東海道線の丹那トンネル掘削の苦労話が紹介されていますので、ご興味のある方はご一読を。


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不動産鑑定士 四方田 修

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