学問・資格

CRE・PRE戦略推進のための人材と組織

3月7日月曜日、霞が関コモンゲートの霞山会館での、CREC/JAREC共催セミナーに行って来ました。

テーマは「CRE・PRE戦略推進のための人材と組織」

セミナーの参加者は、我々不動産鑑定士の他にも、CREを実施する主体である大企業の関係者の方も多く来られていたようです。

1時間程の基調講演の後、パネルディスカッションが行われたのですが、非常に参考になる話でした。ちょっと刺激を受けたので、CRE(企業不動産)やPRE(公的不動産)の活用について考えてみました。

CREやPREというと、遊休不動産の売却やマンションや商業ビル等の収益不動産を建てて運用しましょう…という提案が殆どだと思うのですが、果たして、それは企業のためになっているのか疑問です。売却や建設というと、大きな金額が動くので、周辺業界(不動産業や建設業)から大きな「推進力」が働きます。しかし、公益性や企業イメージの向上といった、具体的な数値に表れにくい活用方法は、提案されにくい傾向にあると思います。

先日読んだ、東京都の猪瀬直樹副知事の著書「地下鉄は誰のものか?」に、地下鉄建設用地(代替地)として購入した土地に、ホテルやマンションを建てていることに対して、鋭く批判していました。

元々はCREの一環として、最も収益性が高い運用方法を実行しただけなのでしょうけど、公共性の高い交通機関が、地下鉄建設の名のもとに立退きをお願いして入手した土地を、何ら公益性のない事業に使用するというのは、やはり大衆の感情を刺激すると思います。

この時、同じマンションや商業性施設を建てるでも、例えば建物の一部に「保育所」や「介護施設」が入っていたらどうでしょう?公益性が高まり、企業イメージの向上や、沿線の利便性が向上して、結果として高い経済効果が生まれるはずです。シェアハウスやコーポラティブハウス等の未来の生活を考える新しい試みに活用するのも一案だと思います。

こういうマインドは、なかなか理解されにくいと思いますが、大きな企業体こそ、大きな目で観る必要があると思います。

Akatsukilogo   

不動産鑑定士 四方田 修

http://akatsuki-rea.o.oo7.jp/

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